母親を愛せない

ひよん 身長何故だか分からないのだが、どうやっても母親を愛することが出来ない。今まで面倒を見てくれた母親を愛せないと言ってしまうのはとても罪な事だと思っていたけど、やはり無理なものは無理なのだ。自分と似た様な境遇の人が他にもいるんじゃないかと思い、ネットで探してみたら結構いるものだった。そこに「愛は義務じゃない」という言葉が書かれていて、なんだか胸がスッとした。
 母親だけに愛を感じないというよりも、血の繋がった家族全てに対して愛を感じないと言った方が正しいかもしれない。最近ずっと会っていない姉に対しても何の感情も抱いていないし、何年も会っていない父に対してもまったく同様。この2人に関しては死んでも特に何とも思わない気がする。
 母親が死んだら悲しいとは思うだろうけど、正直ホッとしてしまうんじゃないだろうか。母親が死んでも、「大変な人生だったね」と心から同情して泣けてくるだけで、母親が消えた事に対して泣けるのかどうか自分でも分からない。母親の消滅というものをこの数年間で何度願ったことか。
 でもしょうがない。どうやっても母親を愛せないのだ。愛さなければと思ってきたし、距離を近づけようとしたこともあった。しかし、やはり生理的に無理なものは無理である。同じ空気を吸うのも嫌。何かを横でしゃべってる、その声を聞くだけでも殺意が湧いてくる。そんな人間をどうやって愛せばいいのだろう。

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